日本家政学会誌 というのがあってちょっと前のはオープンアクセスになってるのですがいくつか美味しそうな論文があったので.
- 可溶性カキタンニンの化学反応性を利用したカキ洋菓子の製造 :渋柿は渋抜きしても加熱すると復活したりするので加工食品にしづらく,農家から出る規格外品の使いどころが難しい. ところであの渋はタンパク質とよく反応するので,渋抜きしてない渋柿のペーストを豆乳と混ぜてゼリーで寄せてみたところ滑らかでうまい
- 硬度の異なるミネラルウオーターで調製しただしのミネラル含有量と食味について :いろんな硬度で出汁とかコンソメとか作って美味しさとアミノ酸量とかの両方で評価.エビアン程度だと昆布出汁も問題なく取れそう,ただもっと硬度の高い水だと(抽出できないことによってではなく水の雑味によって)美味しくなくなる.コンソメはエビアンで作るとおいしい
良くも悪くも牧歌的な論文も多い印象だけど気軽に読むには面白くて話の種にもなるので類似ジャンルのももうちょっと読んでみようかな.