Panasonic 製,2026年の CF-SC6 の Windows を消して Linux に入れ替えると,ほぼアイドル状態でも冷却ファンがめちゃくちゃ回る…問題が解決したのでメモ. 今回は Fedora. 3月に随分苦しんで結果諦めたのが,いつの間にか解決していた.
概要
- https://sr.ht/~szern/panafanpwr/ というユーティリティを使う.
- panafanpwr はどこかの個人の開発したものだが,以下でまあ大丈夫かという感じ
- 実質的には 2 つの python ファイルで,読んだ限りやってることは信頼できそう
- 「Let's note で linux を使いたくて困ってる人」は狙うにはニッチすぎる
- 開発は arch で行われていて, aur: https://aur.archlinux.org/packages/panafanpwr も開発者によるもの.
- CF-SC6 以外の最近の端末もサポートがあり,また報告を上げればサポートを入れてくれそう
- 依存は現時点では以下
- Linux with systemd
- acpi_call kernel module
- A org.freedesktop.UPower.PowerProfiles DBus provider (power-profiles-daemon, tuned-ppd, or tlp-pd)
- Python 3.11+ with jeepney (the AUR package pulls this in automatically; if installing via make install, install it separately: pacman -S python-jeepney or your distro's equivalent)
- このうち,acpi_call は, kernel module を用意するということになるのだが,
- Arch 系では普通に入るが,その他のディストリビューションではビルドが必要なこともあるかも
- panafanpwr の README にも記載のある https://github.com/nix-community/acpi_call が upstream としては信頼できそう.
dkms.conf.inがあり, Makefile を読むとmake devが結構ちょうどよくやってくれそうに見える(試してない). - kernel module を自分でビルドする…が不慣れな場合は, 第791回 自作のカーネルモジュールをDKMS対応にする | gihyo.jp とかが参考になりそうに思う.
- Fedora においては,copr (という多分 arch でいう aur 的な立ち位置のレポジトリ群)に https://copr.fedorainfracloud.org/coprs/rhea/acpi_call/ というのがある.
- この rhea さん,調べると Fedora 界隈で結構著名・大事なことやっている人のようだったので,今回はもうこれを信頼することにした.
- というわけで,Fedora 44 からだと, rhea/acpi_call (
sudo dnf copr enable rhea/acpi_callしてsudo dnf install acpi_call-dkms) をいれ,python3-jeepneyを入れたら依存が揃う (tuned-ppdはもともと入っていた). - あとは, panafanpwr を clone して
sudo make install, そして readme にしたがって有効化すれば OK.echo acpi_call | sudo tee /etc/modules-load.d/acpi_call.confは不要だった
雑談
結局, panasonic がファンのコントロールに凝ったことをするんだけどそれを linux から見えるようにしてくれないって感じ…とめっちゃふわっと理解している.2026年3月時点ではまだ上記の解決策が存在せず,fancontrol や acpi_call はうまく効かなかったはず(そのあたりの適切な magic number を調べる…ところまでにはたどり着けなかった).コントリビューションのしどころとも思ったけど,ハードウェア寄りのことでどう手を付けていいかわからなかったんですよね……. ありがたいことだ.
Let's note CF-SC については別途書くかもしれないけれど,そもそも Windows で動かしてるときも,スリープする手前とか,起動直後とか妙にファンがうるさく感じられることがあり,なんかよくわからんなーと思っていた.



